
こんな疑問に答えます。
💪本記事の内容
- フランス式は【市役所が結婚式場】
- フランス人は【クラクションでお祝い】
- フランス式【披露宴はハンドメイド】
私は現在フランス在住。
2019年6月に、フランスで結婚しました。
結婚式といえば、「ウェディングプランナーと長期にわたって話し合い、何百万円もかけるもの」だと思っていました。
しかし、ヒョンなことからフランス人とフランスで結婚することになり、結婚式のリアルに仰天したのでシェアします。
フランス式は【市役所が結婚式場】

フランス式の結婚は、市役所でおこない、20分で終了!
聖堂?いいえ、多目的室!
市役所ですから、バージンロードもなければ、あのパパパパーンという結婚式の曲とともに登場、ということもありません。
みんなでワイワイ会議室のような部屋に入り、そのまま結婚式が始まります!
💪 ブライドメイドもなし
猫みたいな、好きな時に好きなようにしたい性格の国民性。それもあってか、ブライドメイドの需要はありません。
進行は市長さん
誓いの言葉は、市長さんに誓います!
マイクを持った市長さんが「どんなときも愛し合って、助け合うことを誓いますか」のような質問をしてくるので、「ウィ!」と元気に答えるだけで終了。
💪それはまるで、笑っていいとも!の、「明日来てくれるかな?」「いいとも!」でした。
次に、カップルは婚姻届のような紙に署名し、その隣に、カップルの結婚の証人達がサインし、めでたく夫婦となります。
キスをして、退場。
式自体は15分程度でおわり、あっさりしたものでした。
💪カップルは式の前夜も一緒に過ごす
また、多くのフランス人は付き合い出してすぐに同棲するので、「式前日は別々に寝る」ということもありません。もちろん結婚式が始まる前に、新郎だけでなく参加者全員にウェディングドレス姿を見られます。
フランス人は【クラクションでお祝い】

フランス式の結婚でオモシロくもあり、迷惑なのが、参列者のクラクションです。
市役所での式が終わると、披露宴会場、または教会に移動します。
道中はみんなで列をつくって、クラクションをビービー鳴らしながら走行します。
💪私は歩いた
わたしは当時、市役所から徒歩2分のところに住んでいたので、クラクションどころか車の必要がありませんでした。
しかし、ウェディング姿で歩くわたしを見た、道ゆくドライバー達がビービー鳴らしてくれました。
私たちは、市役所での結婚式でじゅうぶんでした。
フランス式【披露宴はハンドメイド】

フレンチスタイル結婚式の醍醐味と言えるかもしれません。
家族、本当に仲の良い人『だけ』を呼ぶ披露宴は、とても経済的でした。
40人ほどの参加で、衣装をふくむ費用のトータルは40万円程度でおさまったはず。
みんなが何かを貸してくれる
会場、雨の場合の屋内の会場、参列者の食事、テーブル、日差し避け、食器、音楽用のスピーカー、ケーキ、写真のカメラマン……全てカップルが手配しなければなりません!
「どうしよう!全部買うのは高すぎる!」と焦らなくても大丈夫。
「僕の会社のを貸してあげるよ」「カメラ趣味だから撮ってあげるよ」「DJ好きだから音楽は任せて」「人数分の食器とグラスは買ってあげるね」と、みんながどこかを補ってくれます。
お食事も、おなじみのお肉屋さんが「ケータリングできるよ!」と言ってくれたので、ウェディングケーキも一緒にお願いしました。
💪フランスもご祝儀袋
日本のような立派な受付はありませんが、フランスも御祝儀を渡します。
夫の妹がカワイイ箱を手作りしてくれて、参列者はそこに手紙とお金の入ったご祝儀袋を入れていきました。
ー・ー・ー・ー・ー
合理的に、経済的に、みんなに支えられながらするフランス式の結婚。
コンソメがきいたような、良い味があって良かったです。