こういった疑問に答えます。
💪本記事の内容
- なぜフランス人は化粧水を使わないのか?
- 化粧水を使わないフランス式にノン!理由①:日本人は角質層が薄い
- 化粧水を使わないフランス式にノン!理由②:日本人は油分が多い
この記事を書いている私は、フランス在住。『郷に入っては郷に従え!』ということで、フランス式の化粧水を使わないスキンケアを試して大失敗しました。
「ワセリンだけで十分!化粧水を使うと肌がボロボロになる!すぐ蒸発する化粧水は意味がない!」
そんな言葉をネットで見て、聞いて、信じて、実践したらゴワゴワでザラザラのとんでもない肌に。
なんとかしたいなぁと思い、出会った皮膚科医の『化粧水と肌の関係』の説明に納得したのでまとめました。今ではかなり改善されたので、是非じっくりと記事をご覧ください。
なぜフランス人は化粧水を使わないのか?
化粧水を使わないというよりも、「化粧水とメイク落としが合体したものを使っている」と言った方が正しいかもしれません。
ふきとるだけで洗顔〜化粧水まで完了!
ミセラーウォーター、トニックローションなどと呼ばれる、フランスでいう『化粧水』は『メイク落とし』も兼ねています。コットンに含ませてメイクや汚れを落とすのですが、なんとそのまま。仕上げに石鹸で洗って水で流す、ということをしません。
メイク落とし用の化粧水で洗顔?が終わったら、ニベアクリームやオイルを塗って終わり。朝は日焼け止めを追加。
なぜ水で洗わない?!
水で洗顔をしない理由は、フランスの水道水は硬水のためカルシウムやマグネシウムで肌がつっぱったり、髪がバサついたりするためだそうです。
それが理由で、メイク落としに化粧水を追加してしまったのか、はたまた面倒くさがりの結果なのかわかりませんが、合理的なものが売られているようです。
日本人のいう『化粧水』は保湿用で、フランス人のいう『化粧水』は拭き取り洗顔用。似て非なるものです。
化粧水を使わないフランス式にノン!理由①:日本人は角質層が薄い
簡単に言うと日本人の肌の保水力は『水たまり』で、欧米人の肌の保水力は『ダム』です。
水たまりは毎日雨が降らないと干上がる
角質層が薄い日本人の肌は水分が少なく、水分を留めておく能力も低い。
それに比べて欧米人の肌は角質層が厚いため、ダムのように水分を抱え込むチカラが強い。雨が毎日降らなくても問題ありません。
水たまりを枯らさないために雨が必要なように、日本人の薄い角質層には化粧水が必要なのです。
化粧水を使わないフランス式にノン!理由②:日本人は皮脂が多い
良くも悪くも、日本人の肌は欧米人に比べ20パーセントほど油分が多い。
中はカラカラ、外はテカテカ
薄い角質層のせいで水分を留めにくいのに、皮脂が多い肌質はインナードライになりやすいです。
枯れた水たまりに蓋をしても枯れたままなように、乾燥肌にクリームだけ塗っても無駄になってしまいます。
反対に、欧米人の肌は皮脂量が少ないのでダムから水が蒸発しないように、こってりクリームで蓋をするのが理にかなっているのです。
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まとめると、肌には水分と油分が必要で、大半の日本人の肌質は水分を溜めておくチカラが弱いので化粧水で補う必要があるということになります。
もちろん個人差、肌質によりますが、特にオイリー肌や乾燥肌には化粧水は必需品とのことでした。
ちなみにベタベタTゾーンで口の周りは乾燥『混合肌』の私は、化粧水迷子になった後、メルヴィータに落ち着きました。日本でも買えるらしい。
ちなみにライン使いしています。
①クレンジング
②洗顔
③化粧水
④アルガンオイル
⑤クリーム
おかげで肌は復活しました。
化粧水迷子のお役に立てると嬉しいです。