こういった疑問に答えます。
💪本記事の内容
- 知ってる?盛り塩をする理由
- 【邪気を払う最強ツール】盛り塩の正しい作り方
- 焼き塩が余った!盛り塩以外の使い方
この記事を書いているわたしは、アメリカ生活でも、現在のフランス生活でも『盛り塩』を家に置いてきました。
盛り塩と一言でいっても方法はさまざま。値段の高いグッズも出回っており、スタート地点を選ぶだけで一苦労!
時間はかかりましたが最終的に、神主さんの教えがコスト0で一番しっくりきたのでまとめて解説します。
さっそく、その方法を見ていきましょう。
知ってる?盛り塩をする理由
盛り塩の役割は、『客寄せ』と『厄除け』の2種類あります。
客寄せ用の盛り塩=とんがり
飲食店やお店の玄関でよく見る、【トンがった盛り塩】はお客様を呼ぶためのもの。天然塩をとんがりコーンのような円錐の型に入れ、すこし水を含ませ固めたものです。
客寄せの盛り塩の歴史はおもしろく、まだ貴族の移動が牛車だったころまでさかのぼります。
お店の前に盛り塩を置く
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牛は塩が好きなので、止まる
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牛は塩を舐めて動かない
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貴族はしょうがなくお店に入る
とってもシンプルですが、効果はバツグン。現代では「フリーWifi」のほうがお客様を呼びそうですが、トンガリ盛り塩は今でも引き継がれていますね。
厄除け用の盛り塩=さらさら
もう一種類の厄除け・魔除けになる『結界を張る盛り塩』には、焼き塩が使われます。
とんがった客寄せの盛り塩には邪気を払う力はなく、厄除け用には塩を炒ってサラサラのまま置きます。
作り方は次の章で詳しく解説します。
注意!神棚の塩は意味が違う
「神棚のお塩はどうなの?焼いた方がいいの?」と思う人もいるでしょう。
神棚には『海のもの、山のもの、野のもの』をお供えします。そして、海のものとしてお供えされるのが塩なので、天然の塩をそのままお供えしましょう。
【邪気を払う最強ツール】盛り塩の正しい作り方
それでは『厄除け用の盛り塩』の作り方から使い方まで、詳しく説明していきます。
使用する塩は何でもいいの?
塩の種類は、天然塩であれば問題ありません。産地も問わず、天然であれば岩塩でもかまいません。
天然塩の見きわめ方は、塩のふくろの裏側に『イオン膜』という字がないものを選ぶこと。イオン膜の字がある塩は、電気分解した塩なので避けましょう。
どのくらいの値段の塩を使えばいいの?
定期的に取り替えるのが苦にならない値段のものを選びましょう。
1週間に1回、長くても2週間に1回を目安に変えたいので、経済的に見合うお値段の塩がよいです。
焼き塩はどうやって作るの?
焼き塩の作り方は簡単!!
手で塩をひとすくいとる
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フライパンに入れ、強火で3−4分かけて炒る
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うっすらキツネ色っぽくなる
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できあがり
フライパンを塩だけで長時間火にかけると痛むので、長くても5分以内には切りあげましょう。
作っている最中に気をつけることは?
害虫対策のバルサンをイメージしてください。塩を炒るにおいに、浄化の作用があるそうです。
①:塩を炒るかおりが家から逃げないように、外につながる窓やドアは全部閉める
②:家のなかの扉は全て開けて、香りを行きわたらせる
邪気を払ってくれるかおりを家中に運ぶつもりで。
💪作っている最中に……
・塩がダマになる、黒くなる、跳ねる
・自身が吐き気をもよおす、咳き込んでしまう
このような反応は、浄化の作用からと考えられています。
うまくできなくても諦めずに週1で作っていきましょう。そのうちサラサラにできるようになります。焼き塩を作るときのかおりは、苦いような、喉にくるかんじなので敏感な人はビックリするかもしれません。
💪失敗したら、作り直す?
2度挑戦したら、そこで終えるのが良いとおもいます。作り直したものが失敗であっても、盛り塩として使って問題ありません。
何度作り直しても良いのですが、塩もタダではありません。一袋を使い切ってゴミにしてしまうのもモッタイナイ。また、定期的に新しい盛り塩を作ることに意味があるので、作り置きもダメですよ。
盛り塩の置き方、置く場所はどこがいいの?
焼き塩が完成したら、小皿に大さじ2杯くらい入れます。固めず、サラサラのそのままで大丈夫です。
💪玄関
置き場所としては、まず玄関。家の外側の、玄関扉の両サイドに置きましょう。盛り塩を結んだ線上に結界が張られ、厄が家の中に入るのをブロックしてくれます。
- どうしても外に置けない場合は、家の内側でも大丈夫
- 特に玄関は、下駄箱の上ではなく床に置こう
- ペアで置くのが理想ですが、片方だけでも効果はある
💪その他の場所
トイレや寝室、長居するリビングなどは部屋の四隅に盛り塩を置きます。厄を中に入れないイメージです。四隅がムリなら、部屋の入り口に一箇所置くだけでも効果はあります。
トイレはオシッコの飛び跳ねがかからない場所が理想ですが、無理なら棚の上でもオッケーです。
その他にも、鬼門線上や「なんか気になる」という場所があれば、置いておくと良いですね。
盛り塩を変えるタイミング、捨て方は?
1週間から2週間ごとに取り替えるのが目安です。すぐに盛り塩が水っぽくなってしまう場合は、その都度さっさと入れ替えましょう。
1週間かけて邪気を吸った盛り塩は、生ゴミとして捨てます。シンクに流したり、料理に再利用してはいけません。
焼き塩が余った!盛り塩以外の使い方
最後に、焼き塩が余ったときの利用法を伝授します。
床に撒いて厄落とし
清めたい場所にバーっとまいて半日ほど放置し、箒ではいたら生ゴミとして捨てる。
カーペットがある場合は、どけてから焼塩をまくと良いです。
バスソルトとして
この方法は神主さんではなく、私が勝手にやっている方法です。
塩といえばソルト……ソルトといえばバスソルト……!ということで、余りを使いきってしまいたいときや、翌日がビッグイベントの日、調子の悪かった日の夜にお風呂に入れています。
お清め塩として
私の夫はフランス人ですが、仕事で大変なことがあった後や、大事な日の朝にぶちつけています。
「これでBad luckは絶たれた!気にせず進め!」と言いながらぶちつけるのは楽しいです。主人もキャッキャと喜んで塩をあびています。
注意:余ったときの対処法を紹介しましたが、作り溜めはしないように〜!
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盛り塩を置いたからといって運気が爆上がりするわけではありません。きれいに掃除し、清潔で気持ちのよい空間をキープすることが、何よりも大切です。